保険適用レーザー治療
赤あざ・血管腫の保険レーザー治療
乳児血管腫(いちご状血管腫)、毛細血管奇形、単純性血管腫、毛細血管拡張症などの赤あざ・血管腫は、診断名により色素レーザー V-beamⅡ による保険診療が可能です。 赤ら顔やニキビ跡の赤みなど美容目的の赤み改善とは別に、形成外科で診断と治療計画を立てます。
V-beamⅡ の特徴
- 595nm の色素レーザーで血管内のヘモグロビンに反応し、周囲組織へのダメージを抑えながら赤みの原因にアプローチします。
- ダイナミッククーリングデバイス(DCD)の冷却と表面麻酔の併用で、痛みやダウンタイムを軽減します。
- 乳幼児から成人まで幅広い症例に対応でき、紫斑や赤みが出ても通常は1〜2週間で落ち着きます。
診察では赤あざの種類や濃さ、範囲を確認し、必要に応じて麻酔クリームを塗布してから照射を行います。症状や生活スケジュールに沿った治療計画をご提案します。
保険診療の対象疾患
治療の流れ
- 形成外科の診察予約を取り、赤あざの種類や広がりを確認した上で治療の可否とスケジュールをご説明します。
- 必要に応じて照射部位へ麻酔クリームを塗布し、15〜60分ほど待機して浸透させます。小さなお子さまの場合は院内での待機をお願いすることがあります。
- V-beamⅡを用いて患部にレーザーを照射します。照射時間は範囲によって数分〜10分程度です。
- 照射後は軟膏で保護し、ご自宅でのケア方法をお伝えします。
- 数か月ごとに経過を確認し、必要に応じて追加照射を行います。
通院の目安
乳児血管腫は生後早期から月1回程度で数回照射するケースが多く、毛細血管奇形は3か月前後の間隔で複数回の照射を計画する場合があります。 症状や生活リズムに合わせて最適な通院ペースをご案内します。
美容目的の赤み治療との違い
このページは、診断名に基づく赤あざ・血管腫の保険レーザー治療の案内です。 赤ら顔、酒さ様の赤み、ニキビ跡の赤み、老人性血管腫、傷あと・瘢痕の赤みなどは、自費診療として別ページでご案内する場合があります。
自己負担額の目安
| 照射面積の目安 | 自己負担額(3割目安) |
|---|---|
| 10㎠未満 | 約5,100円 |
| 10〜20㎠未満 | 約5,600円 |
| 20〜30㎠未満 | 約11,100円 |
| 30〜40㎠未満 | 約12,000円 |
| 40〜50㎠未満 | 約14,000円 |
※ 上記は保険診療3割負担の目安です。診断名、照射面積、負担割合、麻酔を含む処置内容により点数が変わるため、詳しくは診察時にご案内いたします。
ご予約について
形成外科の診察予約をお取りください。症状に応じて、診察当日にそのままレーザー照射を行うことも可能です。
治療回数は1回で終了する場合から、数か月ごとに複数回照射が必要な場合までさまざまです。気になる症状があればお気軽にご相談ください。
リスク・副作用
- 照射部位に紫斑や赤み、水疱が生じることがあります。
- 一時的に炎症後色素沈着が見られる場合があります。
- ごくまれに瘢痕や色抜けが残る可能性があります。
異常を感じた場合は自己処置を行わず、早めに当院へご相談ください。