タトゥー治療
タトゥーのレーザー除去
Enlighten SR(1064nm / 532nm)を使用し、黒〜赤系の色素を中心にタトゥーの除去を行います。色や深さによって必要な回数が異なるため、診察でゴールを共有した上で治療計画を組み立てます。
アートメイクの修正・除去は 専用ページ で詳しくご案内しています。
対応できるケース
- 黒色インクのタトゥー(部位は問いません)
- 外傷性色素沈着(アスファルト・鉛筆など)
- 部分的に残った色素への追加照射
寒色系(青・緑・白など)のインクは波長の特性上反応が乏しいため、他院をご紹介する場合があります。
治療回数と治療間隔の目安
- 皮膚が薄い部位ほど治療回数が少なく済む傾向があります。
- 皮膚が厚い部位やインク量が多い場合は、回数を要します。
- 炎症後色素沈着が強い場合は、数カ月空けてから再開します。
- 初回照射はインク量が最も多いため、薄くなった実感が乏しいことがあります。
施術の流れ
- 診察でタトゥーの大きさ・色・深さを確認し、適応を判断
- 局所麻酔で痛み対策を実施。通常は注射による麻酔を行います
- 必要に応じてクーリングしながら、レーザーを照射します
- 照射後はステロイド外用で炎症を抑え、アフターケアをご案内します
- 色の抜け具合と炎症後色素沈着の程度を見ながら2〜3か月ごとに再照射
麻酔について
基本的には局所麻酔注射を使用します。ご希望があれば麻酔クリームも併用できますが、効果は注射麻酔より穏やかです。
ゴール設定
タトゥーを入れる際に生じた傷跡は、白い傷跡としてレーザー治療後も残ります。あくまでタトゥーであったとわからなくなることを目標にするのが適切と考えています。
アフターケア
照射後はステロイド軟膏を1日2回を目安に1週間程度塗布し、紫外線と摩擦を避けてください。かさぶたができた場合は自然にはがれるまで保護し、浸出液が続く場合はご連絡ください。
リスク・副作用
- 赤み・水疱・色素沈着・色素脱失が起こる可能性があります。
- 初回照射でインクが変色し、複数回にわたり変色した色素を除去する必要が生じる場合があります。
- 肌のコンディションが非常に悪い場合は施術できないことがあります。
- 治療効果には個人差があります。体調や服薬に変化があった場合はあらかじめお知らせください。