注入・外用プログラム
プラセンタ注射
胎盤由来製剤を使用し、疲労感や更年期症状の緩和を目指す治療です。
プラセンタ注射とは
厚生労働省が認可したヒト胎盤由来の特定生物由来製品(ラエンネック®/メルスモン®)を注射します。
- プラセンタに含まれる成分(アミノ酸、ビタミン、ミネラル、糖類、核酸など)が血液やリンパの流れを促進し、新陳代謝の活性化やコラーゲン再生、メラニンを作る酵素の抑制に働くとされています。
- 国内承認製剤(ラエンネック®/メルスモン®)のみを使用しています。
プラセンタ製剤は日本国内で長年使用されてきましたが、国際的には標準治療とはされていません。
効果の体感には個人差があります。
頻度の目安
はじめは週 1〜2 回の投与で体調の変化を確認していただくとよいかと思います。
落ち着いてきたら 2〜4 週間隔に調整しますが、厳密な決まりはありません。注射自体は数分程度で終了します。
希望時はご予約不要です。診療時間内に窓口に、プラセンタ注射希望とお伝えください。
実施前の確認事項
- 献血は永久的にできなくなります。事前にご理解のうえ同意書に署名をお願いします。
- 治療内容・リスクについて医師がご説明し、十分にご理解いただいてからの実施となります。
- 更年期障害への効果は限定的なエビデンスしかなく、ホルモン補充療法の代替にはなりません。必要に応じて婦人科での評価をご相談ください。
- 妊娠・授乳中や悪性腫瘍の既往がある場合は実施できません。
血液製剤ではありませんが、ヒト由来製品のため理論上感染症リスクを完全には否定できません。厚生労働省の指針に基づき、接種後のあとの方の診療記録も通常よりも長く保管しています。
副作用が起きた場合
滅多にあるものではないですが、注射部位の腫れ・発赤、発熱、発疹、掻痒感などが出た際は速やかにご連絡ください。症状に応じて投与の中止や加療を行います。
料金(税込)
自由診療で実施する場合の料金です。症状や検査結果によっては保険診療をご案内することがあります。
- 1 アンプル(筋肉注射) ¥2,200
- 2 アンプル(筋肉注射) ¥3,300
保険適応が認められる疾患(肝機能障害、更年期障害など)は、症状と検査結果を確認のうえ保険診療でご案内する場合があります。
リスク・副作用
- 注射部位の痛み・内出血がおきることがあります。
- ごくまれに発熱や倦怠感、アレルギー症状が出る場合があります。
- 特定生物由来製品のため、献血の制限が生じます。
効果には個人差があり、体調や生活習慣によって体感が異なります。無理のない頻度で継続しましょう。