その他のお悩み

男性の薄毛治療(AGA)

ガイドラインに基づき、進行パターンやライフスタイルに合わせた内服・外用治療をご提案します。

基本治療

フィナステリドまたはデュタステリド内服で脱毛を抑制し、ミノキシジル外用で発毛を促進するのが基本になります。

どこでも同じ内容が記載されていると思います。変わり映えしないと思われるかもしれませんが、基本的な戦略だからです。

変化球を投げる前に、直球勝負をするのがまずは大切です。

治療の流れ

初診でできれば頭皮写真を撮影して、記録しておきます。

現状把握と、体や肌の状態、ライフステージを考えて導入する治療方法をご提案いたします。

AGAは時間との勝負

AGAは放置すると毛根が浅くなるなどの変化がでて、徐々に進行します。

毛根から毛が生えない期間が長く続くと毛包そのものが廃絶し、治療効果が得られにくくなる可能性があります。気になるタイミングでご相談ください。

ライフステージも考えて、治療方法をご提案できます。

受診前に整理しておきたいこと

  • 気になり始めた時期
  • 使用中の育毛剤・サプリメント
  • 内服中の薬剤
  • 現在、お子さんを作るご予定があるかどうか

毛包サイクルの乱れが原因

毛包(毛をつくる組織)は通常、2〜6年の成長期を経て退行期・休止期へ移行します。AGAでは成長期が数ヶ月〜1年程度に短縮され、細く弱い毛しか生えない状態が続きます。

男性ホルモン(テストステロン)が毛包内でジヒドロテストステロン(DHT)へ変換され、毛包の活動周期を乱すことが主な要因と考えられています。

治療で目指すこと

男性ホルモンの代謝を調整する薬剤を用いてDHTの作用を抑え、成長期を延ばすことを狙います。併せて頭皮環境や生活リズムを整えることで発毛しやすい状態を維持します。

ガイドラインが推奨する基本治療

AGA診療ガイドラインでは、まず以下の組み合わせで治療を開始することが推奨されています。

  • フィナステリドまたはデュタステリドの内服療法
  • 5%ミノキシジル外用剤によるホームケア

フィナステリド

前頭部や頭頂部の薄毛が気になる方に適しています。男性ホルモンの代謝を調整し、進行を抑制します。

デュタステリド

頭部全体に薄毛が及ぶ方を対象になります。単純に、フィナステリドより強め、と捉えてもいいかもしれません。

ミノキシジル外用

効果と副作用(頭皮の乾燥・赤みなど)とのバランスを考慮し、男性では5%ミノキシジル外用剤の使用が推奨されています。まずは薬局などで購入できる市販品から始め、使用感や反応を確認しましょう。

当院で取り扱う外用薬

当院では7%~15%のミノキシジル外用液を取り扱っています。市販品では物足りない方向けに、アデノシンも配合したやや高濃度のミノキシジル外用液をご用意しています。かぶれる可能性が少し高くなるので、状態を見ながら使いましょう。

料金

内服がブレーキ、外用が発毛、という仕組みですが毛量を増やすということに変わりはありません。

プロペシア/フィナステリド(内服)

  • プロペシア 0.2mg
    ¥6,800
  • プロペシア 1mg
    ¥7,100
  • フィナステリド(ジェネリック) 0.2mg
    ¥4,550
  • フィナステリド(ジェネリック) 1mg
    ¥4,850

ザガーロ/デュタステリド(内服)

  • ザガーロ 0.5mg
    ¥10,500
  • デュタステリド(ジェネリック) 0.5mg
    ¥4,950

ミノキシジル(外用)

  • ミノキシジル外用液(Velartis) 7%
    ¥7,800
  • ミノキシジル外用液(Velartis) 15%
    ¥8,800

美容室:LienBriller とも連携する場合もあります。

リスク・副作用

  • フィナステリド/デュタステリド:性機能の低下、肝機能障害、乳房痛などが報告されています。
  • ミノキシジル:頭皮のかゆみ・発疹・多毛が起こることがあります。心疾患のある方は医師と相談が必要です。
  • 注入療法:腫れ・内出血・頭皮のヒリヒリ感が数日続く場合があります。

副作用が出た場合は無理に継続せず、速やかにご連絡ください。妊活中のパートナーがいる場合は薬剤の取り扱いに注意が必要です。